結婚相談所の退会方法・ルール・費用などのお作法について


結婚相談所を退会する際のルールは結婚相談所によって異なり、各結婚相談所の規約に従って手続きを行う必要があります。退会費が適用される場合や、結婚相談所によっては会員数を維持するための休会となる場合もあります。また、結婚相談所を退会した後でも、一定のルールに従う必要があります。そのため、結婚相談所を退会する際には重要なポイントを押さえてスムーズに退会を進めることが大切ですので参考にしてみてください。

結婚相談所の退会ルールとマナー

結婚相談所を利用する上で、いつか退会を検討する機会が訪れるかもしれません。結婚相談所の退会には、様々なルールやマナーが存在します。ここでは、結婚相談所の退会手続き、発生する費用、注意点などについて詳しく解説します。

1. 結婚相談所の退会が認められる理由

結婚相談所の会員規約では、一定の理由があれば退会が認められています。主な退会理由は以下の通りです。

(1) 他の結婚相談所やマッチングサービスで成婚した場合
(2) 通常のルートで交際相手ができ、結婚が決まった場合
(3) 婚活への意欲がなくなったり、金銭的な事情で継続が困難になった場合
(4) 担当カウンセラーとの相性が合わず、転籍やスムーズな支援が望めない場合
(5) 自分の理想と合致する相手が見つからない場合
(6) 結婚相談所のサービス内容に不満があり、継続を望まない場合

このように、退会理由には様々なパターンがあります。場合によっては、結婚に至る前でも途中退会を選択する人もいます。ただし、規約に違反した場合は退会を認められない可能性もあります。例えば、成婚した事実を隠して退会を試みるなどの場合です。

2. 一般的な退会手続きの流れ

退会手続きは結婚相談所ごとに異なりますが、大まかに以下の2ステップが一般的です。

(1) 退会の意思表示

  • 結婚相談所の担当カウンセラーや窓口に電話、メール、手紙などで退会の意思を伝える
  • 退会の理由、退会予定日を具体的に説明する

(2) 退会手続きの実施

  • 必要な書類に記入し、退会手続き完了まで対応する
  • 発生する費用があれば、全額支払う
  • 確認のための面談を行う場合もある

一般に、退会する意思を伝え次第、結婚相談所からの新規のお見合い紹介は停止されます。ただし、既に調整中のお見合いについては、別途対応が必要になる場合があります。

3. 退会の申し出方法と注意点

(1) 直接面談して申し出る方法

退会したい旨を、担当のカウンセラーや窓口スタッフに直接伝える方法です。

【メリット】

  • 意思が確実に伝わる
  • 退会の経緯を直接説明できる
  • その場で手続きの確認ができる

【デメリット】

  • 引き止められる可能性がある
  • 対面を嫌う人には心理的負担がかかる

(2) 電話で申し出る方法

退会したい旨を電話で連絡する方法です。

【メリット】

  • 直接会う必要がない
  • 時間とスケジュールの調整が容易

【デメリット】

  • 引き止められる可能性がある
  • 意思が正確に伝わらない恐れがある

(3) メールや書面で申し出る方法

退会したい旨を、メールや手紙で正式に通知する方法です。

【メリット】

  • 引き止められる心配がない
  • 時間を選ばずに申し出ができる

【デメリット】

  • 意思が確実に伝わるか不安が残る
  • 返答や対応が遅れる可能性がある

このように、退会の申し出方法には一長一短があります。自分の立場や性格、結婚相談所との関係性などを考慮して、最適な方法を選ぶことが賢明です。

4. 退会に伴う費用と注意点

(1) 退会手数料

結婚相談所によっては、退会に際して一定の手数料を請求される場合があります。退会手数料は1万円~5万円程度が一般的ですが、金額は結婚相談所ごとに異なります。

退会手数料が高額な場合は、退会を再考する価値があります。手数料が不当に高額だと感じた場合は、交渉の余地があるかもしれません。

(2) 残余の月会費の清算

月会費制の結婚相談所では、退会時に未払い分の月会費を払う必要があります。例えば、6ヶ月分を一括で前払いしていた場合、退会時に残りの月会費分の返金を請求できます。

(3) 成婚料(成婚退会の場合)

退会理由が成婚の場合、結婚相談所との契約に従い、成婚料を支払う必要があります。成婚料は入会時の説明と同様の金額が請求されるはずです。

(4) 違約金(中途解約の場合)

退会理由が単なる中途解約の場合、違約金が請求される可能性があります。違約金は契約解除の違約料としての位置付けで、退会手数料とは別に発生することがあります。

(5) お見合い費用の清算

退会前に既にお見合いの日程が決まっている場合は、そのキャンセル料を払う必要があります。また、相手への交通費なども払わなければならない場合があります。

このように、退会時には様々な費用が発生する可能性があります。入会時の契約内容を再確認し、最悪のケースを想定しておく必要があります。

5. 退会後の注意点と心構え

(1) 結婚相談所からのアプローチに注意

退会後も、結婚相談所から勧誘の電話や手紙が来る可能性があります。再入会への働きかけが行われるためです。自分の意思を曲げられないよう、心構えが必要です。

(2) 再入会への判断は慎重に

退会後ある程度の期間が経って、再び婚活する気持ちになった場合、以前の結婚相談所に再入会するケースもあります。しかし、退会時の経緯を踏まえて、慎重に検討する必要があります。

(3) 出会った異性との個人的な交際は避ける

退会後も、結婚相談所を通じて出会った異性との個人的な交際は避けるべきです。成婚料の支払いを回避したとみなされ、トラブルの原因になる恐れがあります。

(4) 次の結婚相談所探しに着手

退会後は、次の結婚相談所を探す作業に入ります。自分の条件や希望をしっかりと見直し、新たな結婚相談所の選定を慎重に行う必要があります。

(5) 婚活への意欲を保つ

結婚相談所を退会したからと言って、婚活への意欲を失ってはいけません。目標は結婚相手を見つけることです。次のステップに向けて、前向きな姿勢を持ち続けましょう。

6. 退会する際に参考になる口コミ例

次に、結婚相談所の退会に関する具体的な口コミ例を紹介します。

(1) スムーズな退会手続き

「入会時の説明通り、特に問題なく退会手続きが進みました。退会手数料2万円を支払い、残りの月会費の精算も行いました。担当者にも丁寧に対応していただきました」(30代女性)

(2) 退会を引き止められた事例

「退会を申し出ると、カウンセラーから”もう少し続けてみてはどうか”と何度も引き止められました。しつこくてうんざりしましたが、毅然とした態度で退会を貫きました」(40代男性)

(3) 退会後の再入会について

「一度退会して2年ほど経ったころ、再婚を考えるようになり、同じ結婚相談所に再入会しました。担当者が変わっていたので対応は良かったですが、過去の経緯を知られていてちょっと気まずい思いもしました」(50代女性)

(4) 退会理由がサービスへの不満だった場合

「紹介される相手が私の条件と全然合っていない上に、そのたびに交通費を払わされるので退会を決めました。最初から詳しい条件を確認しておけば良かったです」(30代男性)

このように、退会手続きは比較的スムーズに進む一方で、引き止められたり、気まずい思いをすることもあります。退会の意思を明確に持ち、冷静に対応することが重要です。

7. 賢明な退会のためのポイント

最後に、結婚相談所を退会する際のポイントをまとめます。

(1) 退会理由をはっきりと認識する

  • なぜ退会したいのかを明確にする
  • 説得力のある理由を用意する

(2) 事前に退会ルールを確認する

  • 契約書や会員規約をよく読む
  • 担当者に確認する

(3) 発生する費用を把握する

  • 退会手数料や清算費用を事前に知る
  • 最悪のケースを想定する

(4) 退会の意思表示の方法を検討する

  • メリット・デメリットを考慮する
  • 自分に合った伝え方を選ぶ

(5) 冷静に毅然とした対応を心がける

  • 事実関係をきちんと説明する
  • 引き止められても意思を曲げない

結婚相談所の退会手続きは、ストレスなく適切に行うことが肝心です。事前の確認と冷静な対応を心がければ、スムーズに次のステップに進めるはずです。

まとめ

結婚相談所の退会には、様々なルールやマナーが設けられています。事前の確認と準備が重要で、冷静な対応が求められます。適切な退会手続きをすれば、問題なく次のステップに進めます。退会後も婚活への意欲を持ち続け、前向きに歩を進めましょう。

GOEN
コンシェルジュ
GOEN コンシェルジュ

結婚相談所の退会は様々な規定がありますが、各相談所の規約に従い手続きを行う必要があります。退会時には費用や手続き方法を事前に確認しましょう。また、退会後は結婚相談所でお会いした方との会合は避けることがマナーです。注意点を守りながら、スムーズに退会手続きを進めましょう!